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Lazarusの基本的な情報

Lazarus Logo

基本スペック

ホームページ https://www.lazarus-ide.org/
言語 Object Pascal
主要プラットフォーム クロスプラットフォーム
ルーツ Delphi
ライセンス GPL/LGPL

バージョン

2025年6月時点でリリースされているLazarusの最新バージョンは4.0です。 このバージョンは2025年5月にリリースされたばかりです。 一部の最新のソフトウェアを提供するディストリビューション1)を除き、多くのLinuxディストリビューションのパッケージマネージャではまだ3.xのみが提供されています。 その場合はパッケージマネージャーで提供される3.xを利用するか、Debianベースのディストリビューションであれば、公式で提供されている4.0のdebパッケージを利用するか選択することになります。

Fcitx5との相性問題

非常に残念なことに、日本語のためのインプットメソッドとしてもっとも利用されているであろうFcitx5との相性が悪いです。 Lazarus IDEの主要部分であるソースコードエディタでFcitx5が機能せず、日本語が入力できません。

デスクトップ環境の状態にもよりますが、もっと悪い場合は英数文字の入力にも不具合2)が出て使いものにならないこともあります。 この場合の一時しのぎの対策は、Lazarus IDEを使用している間だけ一時的にFcitx5を終了させておくことです。 一時しのぎでない対策についてはインストールのページを参考にしてください。

1)
Fedora 42やArch Linuxでは4.0がすでに提供されています。
2)
原因はfcitx5のgkt2をサポートするパッケージが欠けているためなので、これを不具合と呼ぶのは適当ではありません。
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