Haxeのインストールは簡単です。ダウンロードページにいって、使用しているOSに該当するものを取得します。ダウンロードページではインストーラー、ビルド済みバイナリ、ソースコードの形態で提供されています。
Windows、Macではインストーラーが提供されているので、それを使うのが簡単です。
インストーラーを含まないビルド済みバイナリを利用する場合、ダウンロードしたアーカイブを展開して適当な場所に配置してPATHを通すだけです。この場合、開発時に便利なNekoVMが含まれていないので、必要ならば別途インストールする必要があります。
Linuxでは、主要なディストリビューションはパッケージマネージャーでインストールできます。
Ubuntuのリポジトリではバージョンが最新にならないので、PPAを利用することが推奨されています。
sudo add-apt-repository ppa:haxe/releases -y sudo apt update sudo apt install haxe -y
Debianの安定版では更にバージョンが古いです。こちらに不安定板のリポジトリから取得するように設定する方法が書かれています。
Arch、Fedora、OpenSUSEのリポジトリでは最新のバージョンが維持されているので、通常通りパッケージマネージャーでインストールすれば良いです。
パッケージマネージャーを使わずに、ビルド済みバイナリを使う場合、ダウンロードしたアーカイブを展開して適当な場所に配置してPATHを通すだけです。この場合、開発時に便利なNekoVMが含まれていないので、必要ならば別途インストールする必要があります。
インストールができたら、確認と初期設定のために簡単なコマンドを実行しておきます。
haxe
コマンドを実行して、正しくインストールできているか確認します。
$ haxe --version 4.3.3
バージョンが表示されれば正常です。
次に、haxelib
コマンドの設定をします。haxelib
はHaxeのパッケージマネージャーです。デフォルトではライブラリをシステムディレクトリにインストールしようとします。それでは不便なのでホームディレクトリ以下に変更します。ここではLinuxの場合だけを示しておきます。
$ haxelib setup ~/haxelib
これで、haxelib install <ライブラリ名>
でインストールしたライブラリは~/haxelibに格納されます。隠しディレクトリとして~/.haxelibという名前にしたいと考えるかもしれませんが、haxelibがその名前の設定ファイルを使用するためできません。代わりに~/.haxelib.dなどとすると良いでしょう。
$ haxelib setup ~/.haxelib.d
セットアップはこれだけです。