====== 基本型 ====== Nimは静的型付け言語なので、全ての値は型を持ちます。その中で基本型と呼ばれるものは次のとおりです。 * ブーリアン * 文字 * 文字列 * 整数 * 浮動小数点数 文字列が基本型として扱われるのは、もしかしたら意外かもしれません。何を持って「基本」とするかは微妙なところですが、組み込み型であるかどうかを基準とします。 ===== ブーリアン ===== ブーリアン型''bool''は''true''か''false''のどちらかの値を表す型です。 ===== 文字 ===== 文字を表す型は''char''です。''char''は常に1バイトです。そのため、1つのchar型の値でUTF-8の文字を表現することが出来ません。 ===== 文字列 ===== 文字列を表す型は''string''です。 ===== 整数 ===== 整数を表す型は、そのビット幅と符号の有無によりいくつか用意されています。 * ''int'' * ''int8'' * ''int16'' * ''int32'' * ''int64'' * ''uint'' * ''uint8'' * ''uint16'' * ''uint32'' * ''uint64'' ''int''と''uint''はデフォルトの整数型であり、ポインタのサイズと同じになります。すなわち、アーキテクチャ依存であり、32ビットマシンであれば''int32''と''uint32''、64ビットマシンであれば''int64''と''uint64''になります。 ===== 浮動小数点数 ===== 浮動小数点数を表す型は、''float''、''float32''、''float64''があります。''float32''はCの''float''、''float64''はCのdoubleに対応します。''float''はデフォルトの浮動小数点数型であり、常に''float64''です。