差分
このページの2つのバージョン間の差分を表示します。
| 両方とも前のリビジョン前のリビジョン次のリビジョン | 前のリビジョン | ||
| lazarus:helloworld [2025/06/29 04:30] – [ボタンのプロパティ] Modify improperly pasted code freemikan | lazarus:helloworld [2025/10/17 11:30] (現在) – [初期状態のフォーム] Fix typo freemikan | ||
|---|---|---|---|
| 行 1: | 行 1: | ||
| - | ====== 最初のプログラム Hello World! ====== | + | ====== 最初のプログラム Hello World ====== |
| [[lazarus: | [[lazarus: | ||
| 行 161: | 行 161: | ||
| 本来ならコードのすべての部分について丁寧な解説を加えるべきですが、Lazarusの方に注力するためと煩雑になるのを避けるため、このチュートリアルではPascal及びObject Pascalの言語についての解説はしない予定です。 | 本来ならコードのすべての部分について丁寧な解説を加えるべきですが、Lazarusの方に注力するためと煩雑になるのを避けるため、このチュートリアルではPascal及びObject Pascalの言語についての解説はしない予定です。 | ||
| - | もし機会があれば別のところでFreePascalを用いたプログラミング入門なんかを書いてみたい問気持ちが若干あります。 | + | もし機会があれば別のところでFreePascalを用いたプログラミング入門なんかを書いてみたい気持ちが若干あります。 |
| </ | </ | ||
| 行 219: | 行 219: | ||
| ボタンのクリックのイベントはOnClickと名前が決められています。 | ボタンのクリックのイベントはOnClickと名前が決められています。 | ||
| OnClickイベントに対して、ユーザーが自由に記述できるメソッドを結びつけることができれば目的を達成できます。 | OnClickイベントに対して、ユーザーが自由に記述できるメソッドを結びつけることができれば目的を達成できます。 | ||
| - | イベントを処理するメソッドは**イベントハンドラー**と呼ばれます。 | + | イベントを処理するメソッドは**イベントハンドラ**と呼ばれます。 |
| ボタンのOnClickイベントにイベントハンドラを設定する最も簡単な方法は、フォームエディタでボタンをダブルクリックすることです。 | ボタンのOnClickイベントにイベントハンドラを設定する最も簡単な方法は、フォームエディタでボタンをダブルクリックすることです。 | ||
| 行 309: | 行 309: | ||
| < | < | ||
| - | インストールのところでLazarus IDEとFcitx5には相性問題があると書きました。 | + | [[install# |
| 少し奇妙な感じがしますが、ソースコードエディタ以外のところではおおよそ問題なく日本語の入力が可能です。 | 少し奇妙な感じがしますが、ソースコードエディタ以外のところではおおよそ問題なく日本語の入力が可能です。 | ||
| 行 376: | 行 376: | ||
| メインフォームにもCaptionプロパティとNameプロパティが存在します。 | メインフォームにもCaptionプロパティとNameプロパティが存在します。 | ||
| - | * Captionに設定したテキストは、実行時のウィンドウのタイトルになります。 | + | * Captionは、設定したテキストが実行時のウィンドウのタイトルになります。 |
| * Nameは、このフォームコンポーネントを識別する名前です。 | * Nameは、このフォームコンポーネントを識別する名前です。 | ||
| ボタンのときと同じようにしてCaptionとNameの値を変更します。 | ボタンのときと同じようにしてCaptionとNameの値を変更します。 | ||
| オブジェクトインスペクタでForm1を選択するか、フォームエディタでフォームのどこか(ボタンではないところ)をクリックすると、Form1のプロパティが表示されます。 | オブジェクトインスペクタでForm1を選択するか、フォームエディタでフォームのどこか(ボタンではないところ)をクリックすると、Form1のプロパティが表示されます。 | ||
| - | そこで次変更を加えます。 | + | そこで次の変更を加えます。 |
| * Captionを「Form1」から「My First App」に変更します。 | * Captionを「Form1」から「My First App」に変更します。 | ||
| 行 429: | 行 429: | ||
| </ | </ | ||
| - | 最後に実行をすると、最初に提示したプログラムの実行画面が得られます。 | + | この時点でプログラムを実行すると、最初に提示したプログラムの実行画面と同じ結果が得られます。 |
| + | |||
| + | これで完成です。 | ||
| + | |||
| + | |||
| + | ===== お疲れ様でした! ===== | ||
| + | 予定していたよりずっと多くの分量になってしまいました。 | ||
| + | もし最初から順番に追いかけてやってきていたとしたら、結構大変な仕事だったと思います。 | ||
| + | なぜこんな簡単なプログラムのためにこんなに多くのことをやらないといけないんだ、と疑問に思われるかもしれません。 | ||
| + | これだけ多くなってしまったのは、必要なIDEの使い方を逐一取り上げて説明を加えていったからです。 | ||
| + | もしそれらについてすでに知っているなら、大幅に簡略化できます。 | ||
| + | 慣れてしまえばこのページで作成した程度のプログラムなら、数分足らずで作ることができるようになります。 | ||
| + | |||
| + | IDEを利用したプログラミングは、最初の取っ掛かりに時間がかかるのが厄介です。 | ||
| + | 一方で、一度基本を身につけてしまえば、その応用によって新たな機能を覚えるのにあまり時間はかからなくなっていきます。 | ||
| + | このページで学んだことが十分な基本となっているかどうかはわかりませんが、今後のIDEの使用において何らかの助けになれば幸いです。 | ||
| + | |||
| + | |||
