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fltk:install2 [2025/05/30 17:48] – [経緯] Wrap <code></code> freemikan | fltk:install2 [2025/06/12 11:21] (現在) – [追加の作業] Wrap "Use Xft" with 「」 freemikan | ||
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行 6: | 行 6: | ||
===== 結論を先に... ===== | ===== 結論を先に... ===== | ||
- | [[https:// | + | [[https:// |
その上で、FLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))します。 | その上で、FLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))します。 | ||
それ以外のビルド手順は[[install|FLTKのインストール]]のページと違いありません。 | それ以外のビルド手順は[[install|FLTKのインストール]]のページと違いありません。 | ||
行 40: | 行 40: | ||
注目すべきは、PangoとXftの両方ともがNo、つまり利用不可能となっている点です。 | 注目すべきは、PangoとXftの両方ともがNo、つまり利用不可能となっている点です。 | ||
- | 最終的には、FLTKのソースに付属している[[https:// | + | 最終的には、FLTKのソースに付属している[[https:// |
===== 追加の作業 ===== | ===== 追加の作業 ===== | ||
- | [[https:// | + | [[https:// |
((掲載されているのはDebian、Ubuntu系列のパッケージ名ですが、他のディストリビューションでも十分なヒントになるでしょう。)) | ((掲載されているのはDebian、Ubuntu系列のパッケージ名ですが、他のディストリビューションでも十分なヒントになるでしょう。)) | ||
- | この中に次の1行が見つかります。 | + | 必須なソフトウェアの中に次の1行が見つかります。 |
sudo apt-get install libxft-dev | sudo apt-get install libxft-dev | ||
- | 先のログで'' | + | 先のログで「Use Xft」がNoになっていたのはこれが欠けていたためでした。 |
Xftライブラリのパッケージをシステムにインストール(つまり、上記コマンドを実行)してから、FLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))してやれば最低限のフォントの問題は解決します。 | Xftライブラリのパッケージをシステムにインストール(つまり、上記コマンドを実行)してから、FLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))してやれば最低限のフォントの問題は解決します。 | ||
Xftを有効にしたあとに作成した[[example-app-countdown_timer|サンプルアプリケーション]]では、日本語も表示されるし、TrueTypeフォントもきれいに表示されます。 | Xftを有効にしたあとに作成した[[example-app-countdown_timer|サンプルアプリケーション]]では、日本語も表示されるし、TrueTypeフォントもきれいに表示されます。 | ||
- | より優れたフォントのサポートが必要ならばPangoもシステムにインストールした上でFLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))すると良いでしょう。 | + | より優れたフォントのサポートが必要ならばPangoの開発パッケージもシステムにインストールした上でFLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))すると良いでしょう。 |
他にも欠けているものや、あるいはオプションで有効にしたいものがあれば、ディストリビューションのパッケージマネージャーでそれらのライブラリをインストールしてFLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))しておきます。 | 他にも欠けているものや、あるいはオプションで有効にしたいものがあれば、ディストリビューションのパッケージマネージャーでそれらのライブラリをインストールしてFLTKを再ビルド((CMakeコンフィギュレーションからやり直してください。FLTKを利用するアプリケーションの方でも再ビルドも必要です。))しておきます。 |